スピーカー紹介
チロルの農園・岩瀬果樹園 園主 岩瀬 宏二さん
チロルの農園・岩瀬果樹園 ２代目園主
愛知県豊橋市出身
テニスインストラクター、プロストリンガー（選手のラケットに糸を張る専門職）を経て、２００９年に２代目園主として就農。次郎柿の産地・愛知県豊橋市石巻地区で、ブドウの他に柿、梨、米などを栽培する。チロルの農園は岩瀬果樹園の厳選フルーツ「次郎柿、梨、ぶどう」をお届けするフルーツブランド。
チロルの農園・岩瀬果樹園 園主 岩瀬宏二さんにお聞きしました。
家族で農業をしていくために岩瀬さんが大切にしている姿勢や在り方。家族や子供たちに見せていく“背中”が次世代に農業をつないでいくカギに。ぜひご覧ください。
- 家族で農業をしていくためには、農業を家族が楽しんでやってくれる仕事にしていくことが大切。
ポイント1
- 心の底から楽しんで農業をしている姿を親が子供たちに見せていくことが、将来にもつながっていく。
ポイント2
- オリジナル商品の開発（６次産業化）オリジナルロゴ・パッケージなどでブランド化した商品が店頭に並ぶことも楽しさや誇りにつながる。
ポイント3
- 家族に、自分と同じ感覚で農業をしてもらおうとしないことが大事。
ポイント4
動画全文「農業という仕事をつないでいくために」チロルの農園 岩瀬果樹園 岩瀬宏二さん
親っていうのは、もう定年退職していてもいい歳なので、やっぱりただ、ただ農業をしていると、「栽培面積を減らしていきたい」とか、「もっともっと仕事を減らしていきたい」みたいなことを言ってくるんですよね。
あと、妻も色々お手伝いしてもらってるんですけど、子育てがあったり色々ある中で、やっぱりわたしと同じ感覚で働いていくれっていうのは必ず無理な話なんですよ。
じゃー、いかに家族が農業をやってくれるかってなってくると、やっぱり私以上にこの農業という仕事が家族にとって楽しいものでないと手伝ってくれないんですよ。
なんで、もうとにかく“家族が楽しんでやってくれるような仕事に農業をしていく”
で、またそうやって家族が楽しんで仕事をやってる背中を見てると、子供が自然と農業っていうのは楽しいんだな〜っていうところで、きっと将来農業をやってみたいな〜っていうような感じをもってもらえるのかな、と。
やっぱり毎日家で仕事しててね、毎日親の背中を子供が自然と見てる、その中で、嘘でも農業って楽しいなみたいなものって、絶対にいつか子供にはバレてしまうと思うので、家族みんなが心の底から農業って楽しいなって毎日、仕事をすることができる、そういう姿を子供たちにも見せてあげる。
という風にするためには、やっぱり“実際に”毎日楽しいことを仕事にしていかなきゃいかないかな〜って。
じゃ、そのためには、何をしていると家族が楽しいのかな〜って思ったときに、やっぱり今、6次化で自分たちのオリジナルの商品ができた、だとか、オリジナルのロゴマークだったり、看板だったり、パッケージができて、うちのチロルの農園のブランドでスーパーなどの店頭に並ぶだとか。
やっぱり僕ひとりの労働力ってなってくると、１日でどれだけ仕事をこなせるかっていうのは限られてますけど、家族が自然と色々自分たちのやりたいことなり、老後で楽しみたいこともある中で、どれだけ農業という仕事をやっていきたいと思ってもらえるか、
ていうところは、考えていくとね
自分と同じ感覚で仕事を考えちゃうとやっぱり無理なので、その辺りは今、すごく考えながらやってるってところはあるんですよね。
ー岩瀬さん ありがとうございました。
会社情報
チロルの農園・岩瀬果樹園
〈住所 〉〒441-1102 愛知県豊橋市石巻西川町字北之谷60-2
〈電話〉0532-88-3984
〈HP〉http://iwasekajuen.com
〈メール〉info@iwasekajuen.com
〈オンラインショップ〉http://iwasekajuen.com/store01/
〈豊橋百儂人〉http://e-arcade.jp/100noujin/members/iwase.html
