東京・練馬で思い浮かぶものと言えば？？？
もちろん、１番目が「ドラえもんの舞台」、２番目が「練馬だいこん」ですよね（笑）。
ドラえもんはともかく、、、私の頭の中には練馬だいこんという野菜の存在は知っていても、大都市東京での農業はほとんど知りませんでした。１年前に加藤さんにお会いするまでは。。。
加藤農園の加藤さんは練馬で江戸時代から２００年続く農地を受け継ぎながら、常に新しい農業を探求する“農人”です（※農人とは私が勝手に定義した農と食に関わり地域と共に次の未来の礎として歩んでいる時代の最先端を行くの人たちのこと）。
練馬の農家さんや飲食店の有志が集まった「ネリマdeマルシェの会」の代表として、毎月第３金曜日、練馬駅前の「ココネリ」で練馬産の野菜や物品を販売したり、練馬の食を通じた交流の機会を提供しています。
そこで、２月１６日に開催されたネリマナイトマルシェにお邪魔してきました！
以前訪問した時より活気がある感じ。。。
ずらりと練馬産の野菜や果物や加工品が並ぶ商品を買い求めるお客さんは皆さん会話を楽しんでいる模様。
大都市の中のこんな身近な場所に豊かな農と食があることに気づいたファンで少しずつ拡大していっているのを感じました。
そんな中、今回一番の目的は加藤さんのイチゴ。
加藤農園さんのHPに出ていた完熟イチゴがすごく美味しそうで、東京に寄った際には食べてみたいと思っていましたがなかなか寄れず。。。
で、念願の加藤さんのイチゴがずらり。
その中で、２個４００円のこれまで見たことない大きなイチゴを発見❗
早速購入。後でゆっくり食べようとワクワクしながらふと横をみると、若い人がいっぱい！
興味津々で加藤さんにお話を聞いてみると学生団体のみなさんがマルシェのお手伝いに来ているとのこと。
彼らは食から農の魅力を伝える学生団体「eat_happy」の皆さん。
農業の面白さを興味ゼロの学生さんに伝え、農業を楽しみながら魅力ある人生に変えていこう！という取り組みをされています。
全国の農林漁業の学生団体をネットワークする～田畑と森と海でつながる学生団体「いろり」～の６代目代表の小澤航汰さんも参戦し、明るく元気にマルシェの盛り上げに貢献しているようでした。
「eat_happy」のみなさんと加藤農園 加藤さん（一番右）
特に小澤さんとは時間を忘れたくさんおしゃべりをしましたが、、、若い人の感性・若い人の農に対する想いを学ぶことができたとても貴重な機会になりました。
そんな彼らに「加藤さんのイチゴ食べたことある？」と聞いてみると「ない」とのお返事。そこで加藤さんの売り場を見たところ７人の学生さんにちょうど７つのイチゴが！
というわけで、先ほど食べた大きなイチゴをみなさんに、ひとつずつプレゼント。
鮮度抜群でとても甘くジューシー、みんなとっても喜んでくれたようで良かったです(^^)
「いろり」の小澤さん（左から二人目）とeat_happyのみなさん
私は農家さんが丹精込めて作った野菜や果物の“味”を求める人達が増えること以上に、農家さんの想いや人柄を“味わう”世の中は素敵だなと思っています。
「イチゴという“商品”を買う」という先に、「加藤さんという“人”から買う」といった輪がどんどん広がる、加藤さんと学生さん、そしてネリマナイトマルシェをみて、そんな未来を見ました。
ただ、そんな難しいこと抜きにして、加藤さんの目の前でイチゴを食べて、加藤さんという“人柄”に触れていただき、学生さんたちの若い感性で色々なアイデアで農業を元気にしていってもらえれば嬉しいですねo(^_^)o
さて、加藤さん。
私が加藤さんからいつも感じることは「地域愛」と「人を惹きつける力」
笑顔と誠実な人柄で、東京練馬の農業をたくさんの方に知っていただこうと、こうしたたくさんの人が集まる場づくりや、常に新しいことを取り入れてらっしゃる姿に感銘を受けてます。
東京の特産ブランドを作っていきたいという加藤さんの思いと活動をこれからも応援していきたいです。
加藤農園HP http://www.tokyo-ichigo.com
加藤さんFacebook https://www.facebook.com/hirohk
ネリマナイトマルシェ http://www.nerimademarche.com/
農を旅する編集長：楢木 隆彦
「ぶらり“旬な農人”探訪」は、編集長・楢木が出会った素敵な“農人”の方々から受けた刺激や発見をつづった“私的”なコラムです。“農人“とは農と食に関わり地域と共に次の未来の礎として歩んでいる時代の最先端を行く人たちです(*^^*)
