スピーカー紹介
株式会社アイケイ 営業統括執行役員 市野敏之さん
全国の生活協同組合、百貨店、有名スーパーなど、ほぼ全企業の通販部門を丸ごと請け負う(株)アイケイのバイヤーにお聞きしました。
「通販で流通させる農作物とどのように出会うのか?」
また、意外にも多い「農作物を流通させる上で農業者が見落としがちな流通の視点とは?」
成功事例を交えて販路拡大のポイントを解説!
明日からでもできる販路拡大の「一歩」をこちらでご確認くださいっ!
- “出口”である「流通」も意識した上で農産物生産の「こだわり」を追求することが大事
ポイント1
- まずは、たくさん売ることを目指すより「小規模」で「確実に流通を起こす」ことを念頭に置く
ポイント2
- 紹介が紹介を呼ぶ。まずは自ら動き、考えうるところにアピールすることが販路拡大の一歩になる
ポイント3
動画全文
ー農作物を通販で流通させるうえで、大切なポイントを教えてください。
日本を代表する農業の中で、当然これまでも色々と農家さんと関わりをもたせていただいているのですが、
「こだわる度合い」といいますか、こだわりすぎて、「流通させよう」ということがまず出口として、意思をお持ちでないと、なかなかその値ごろ感ですとか、出荷管理ですとか、そういった、「ものは良いけれど、なかなか流通をさせにくい」ことが意外と多くございます。
まずは、「いっぱい売るんだ」というより、安全に小規模のテストから「流通を起こせること」をまず念頭に置いていただきながらこだわりを求める、というような考えがまず必要ではないでしょうか。
ーこれまで実際に、どのようにして農業者の方と出会ってこられましたか?
われわれも魅力ある商品を紹介いただいたり、自分たちで探したり、ということは、常日頃からやっているんですけど、実際は「紹介」が一番多いです。
というのも、我々が時間や人が許す限り、全国津々浦々まわるんですけど、なかなか農家の方に声をかけて発掘するのは難しいです。
ー具体的な成功事例を教えてください。
ある全くジャンルの違うメーカーさんがいらっしゃって、その方の紹介というより、たまたま一緒にいらっしゃった方がそういった農業者との関わりがある方で、我々の会社としての販売チャネル、通販の業態の説明をさせていただいたところ、ひょんなところで、「じゃー、一度お話だけでも」とお話しする機会がございまして、、、
そこから、「何ができるんですか?」というお話の中で、「とうもろこしもできます」「メロンもできます」というようなことで、今もお取り扱いをさせていただいています。
ー農業者の方にメッセージをお願いします。
はじまりは、そういった「紹介が紹介を呼んで」ということが実際多いものですから、ぜひ動画をご覧のみなさまも、良いものを持ってらっしゃっても、待っていてはコンタクトがとれないものですから、ぜひご自分から、たとえば同業者の方でも良いと思いますし、あるいは、小売業者の方に連絡されても良いと思いますし、まずは自分から動いていただけたらと思います。
紹介が紹介を生み、商品の良さも、また商品を売るパートナーも「口コミ」というのが計り知れないものですから、我々の実体験もそうですし、みなさんもその商品を、「まずは流通させること」を念頭においてですね、色々と考えて当たっていただければ必ずどこかでつながると思いますので、ぜひお試しください。
会社情報
株式会社アイケイ
〈住所 〉〒450-0002 名古屋市中村区名駅3丁目26番8号 KDX名古屋駅前ビル5階 〈電話〉052-856-3105
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〈URL 〉http://www.ai-kei.co.jp